大好評連載中！『悪いことほどキモチいい。～女刑事、市民の前でイキ狂う』は、正義感の強い女刑事・美鈴が乱交パーティーの主催者である瀬戸を公然わいせつ罪で現行犯逮捕しようとするも、逆に快感を教え込まされてしまう青年向け作品です。強気な美鈴は己の正義を貫き通せるのか…！？本作の制作秘話やプライベートなお話など、作者・椎奈しな先生にお伺いしました。

今回のインタビュアーは、担当編集のHです。
まずは、椎奈しな先生が漫画家になったきっかけを教えてください。

子どもの頃から漫画を描くのが大好きで、小学校の卒業アルバムにも、「将来の夢は漫画家」と書いていました。ただ、出版社に持ち込みをするようなことはなく、中学・高校時代は二次創作の漫画を描いて同人誌を出していました。
その後、ゲーム会社にイラストレーターとして就職したのですが、新卒で入社して1年経たないうちに会社が倒産してしまって…。上司の勧めで別企業に転職するか、フリーランスでやっていくのか、進路に悩んでいた時に、私が制作した同人誌を読んでくださった編集の方が、「お仕事で漫画を描きませんか？」 とメールをくれたんです。どうせなら好きなことにチャレンジしてみたいと思い、フリーランスになって漫画家とイラストレーターを掛け持ちながら活動する道を選びました。
就職して間もなく会社が倒産するなんて夢にも思いませんでしたが、今となっては漫画家活動を本格化するための良いきっかけになったかなと思います。

影響を受けた作家さんや作品などはありますか？

小中高生の頃は、少年漫画と少女漫画を半々で読んでいましたが、どちらかと言えば少年漫画の方が好きなタイプでした。影響を受けた作家さんは、『RAVE』や『FAIRY TAIL』の真島ヒロ先生です。先生の作風がとても好きで、よくマネをして絵を描いていました。今もたまに自分の絵柄に対して、「先生のマネをして描いていた頃の名残があるな」と感じるときがあります。

続いて、本作についてお話を伺っていきたいと思います！
お気に入りのキャラクターと、そのキャラクターを描く上でのこだわりを教えてください。

主人公の美鈴は描いていて楽しいですね。強気な表情を描くのが好きで、気に入っています。
今作の着彩はカラーリング担当の方が仕上げてくださるので、私の作業は線画までではありますが、ものすごく綺麗に塗っていただいているので、線画の状態でも表情のニュアンスが伝わるように、眉毛や目の形などの目元は特に気を使って描いています。

本作でのお気に入りのシーンや印象的なシーンはありますか？

第3話の、コートを着て公園を歩くシチュエーションが気に入っています。第1話では乱行パーティー、第2話では車内と続いたところで、いよいよ第3話では屋外でのハードなプレイが始まり、本作の特色がしっかりと出せたかなと思います。個人的にもとても印象深い話数でした。

特殊なシチュエーションが多い本作ですが、どのようにアイデアを得ているのでしょうか。

アイデアがパッと思い浮かぶときと、「どうしようかな」と悩むときの両方のパターンがありますね。「キャラクターに、このセリフを言わせたいな」「こういうシーンが描きたいな」が先に思い浮かんだときは、そこから逆算して展開を考えていくことが多いです。また、悩んだ時は関連するキーワードで検索して情報を集めつつ、具体的な場所やシチュエーションを実際に見ながら展開を考えていきます。

漫画制作に行き詰まったときは、どのように気分転換していますか？

ゲームをしてみたり、一回寝てみたりしています。それでもダメだな、というときは、外に出て散歩をします。外の空気を吸って体を動かすと、不意にアイデアが降ってくるので、最終手段は「散歩」ですね（笑）

ちなみに、普段はどんなゲームをプレイされるのですか？

『スプラトゥーン』は長くプレイしているので、気持ちを切り替えたいなというときにはオンライン対戦を楽しみます。最近は、『マインクラフト』など、一人でじっくりコツコツと作業するゲームも好きですね。『パワーウォッシュ シミュレーター』という、高圧洗浄機でただひたすら掃除をするゲームがあるのですが、黙々とプレイしていると頭の中が整理されますし、見た目にも綺麗になって気分がスッキリします（笑）

最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします！

本作を読んでくださって本当にありがとうございます。これから配信されるお話に関しても、読者の皆さんに楽しんでいただけるようなシチュエーションをたくさん考えていますので、ぜひ期待していただけたらうれしいです。これからも応援をどうぞよろしくお願いします！

インタビューを通し、漫画制作に対する真摯な姿勢が伝わってきました。
椎奈しな先生、ありがとうございました。
正義と快楽の間で葛藤する美鈴は、瀬戸を逮捕できるのか！？
今後の展開にぜひご注目ください！

☆作品はこちら

☆インタビュー内容へのコメントやご感想は下記まで
comic_info@wwwave.jp