パチカ

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インタビュー

稔先生インタビュー『不慮のエロハラにご注意ください』

『不慮のエロハラにご注意ください』は、
無自覚エロハラスメントが凄い花野くんと理性が崩壊寸前な東海林くんによる可愛い大学生活を描いたラブコメBL作品です。
作者・稔先生のお気に入りキャラは?こだわりポイントは?気になるお話をたっぷりとお伺いしました♪

 

――今回のインタビュアーは担当編集のOです。
まずは稔先生が漫画家になったきっかけをお聞かせください。

漫画やイラストを学ぶ専門学校へ通い、卒業後は同人活動をしていました。
ふとした時に「創作漫画を描こう!」と思い立ち、全40ページくらいの作品をpixivに投稿したところ、あるレーベルの担当編集者さんからお声がけをいただき、漫画家としての活動がスタートしました。

 

――専門学校だと授業で漫画制作をする機会もあったのですか?

そうですね、そういった授業もありました。
学生時代も2社から担当編集さんが付いてくださっていたのですが、反りが合わず…。
「私が描きたい漫画ってコレなのかな…?」と疑問を抱いていました。
自分が何を描きたいのかが、自分の中でハッキリしていなかったんです。
学校を卒業してから、ようやく「私が描きたいものはコレだ!」と、描きたい漫画が明確になっていきました。

 

――ちなみに、学校に通っていた時からBL作品がお好きだったのですか?

実はあまりBL歴は長くなくて、それこそ卒業してからハマりました。
BLジャンル自体はふんわりと好きだなぁと思っていたのですが、自分でBL作品を描くという発想が当時はなかったですね。

 

――漫画制作において、影響を受けた作家さんや作品はありますか?

確実に影響を受けているのは、荒川弘先生の『鋼の錬金術師』です。
私の漫画はコマ割りがあまり複雑ではなく、シンプルなものが多いのですが、それは『鋼の錬金術師』を含む少年マンガからの影響が大きいと思います。

学生の頃、友達が描いた少女マンガの原稿を見せてもらったら、少年マンガではなかなか見ない複雑なコマ割りをしていたんです。
その時、私にはとてもマネできないなと思いました。
魅せるコマでも変形コマを使わず、あえてシンプルなコマ割りでつくる漫画作品の方が、個人的には見やすくて好きですね。

 

――続いて、今作『不慮のエロハラにご注意ください』についてお聞きしたいと思います。
攻めの東海林くんと受けの花野くん。稔先生はどちらのキャラが動かしやすく、お気に入りですか?

動かしやすさで言えば圧倒的に花野くんです。
何を思って行動しているのかが明確で、描いていても読んでいても分かりやすいキャラだと思います。

でも、どちらがお気に入りかと聞かれれば、東海林くんですね。彼の顔面がとても好きです。

 

――キャラを描く上で、こだわっているところはありますか?

ビジュアル面で言うと、花野くんの髪の毛はふわっふわになるようにこだわって描いています。
ストーリー面や二人の雰囲気で言うと、なるべく東海林くんと花野くんの会話が不自然にならないよう意識しています。

キャラの心情が表れるモノローグ部分は、漫画ならではの表現なのでセリフっぽくなる時もあります。
特に、東海林くんの内面はかなりコミカルなテンションで描いているので(笑)
普段とのギャップは面白く感じられるだろうなと思います。
ですが、言葉として発している二人だけの会話は、大学生の男の子たちの等身大の会話として、できるだけリアリティのある雰囲気を心がけています。

 

――東海林くんはクールな見た目に反し、内心では「もう限界」と頻繁に荒ぶっていますよね(笑)
彼を描く上で、意識しているポイントはありますか?

東海林くんに関しては、あまり顔が崩れないように心がけています。
ここぞという時じゃないと崩れない、鉄壁フェイスの持ち主です。

第1話が配信された時、友人から「インスタで広告を見たよ!」と連絡が来て、実際にその広告を見せてもらったのですが、「どのページの東海林くんも全く同じ顔をしていて最高だ!」と、自分でも思いました。(笑)

 

――確かに、どのページを見ても東海林くんの表情はブレないですね!
稔先生から見た今作のお気に入りシーンや、描いていて楽しかったところはありますか?

描いていて楽しかったのは、第2話の女装回です。
普段はBL作品ばかり描いているので、女性モノの下着を改まって漫画で描く作業は、かなり珍しい体験で楽しかったです。
あとは、二人の浴衣姿もお気に入りです。
花野くんはポップな柄の入った可愛らしい浴衣で、東海林くんは無地のクールな浴衣で、それぞれのキャラに合わせてこだわって描きました。

 

――今作のテーマである「無自覚エロハラスメント」を描く上で、意識していることはありますか?

花野くんの何気ない仕草から出てくるように意識して描いています。
エロハラって自然に出すのがなかなか難しいんですよね。
あくまでも「無自覚なあざとさ」であって、エロハラが特徴的な恋愛イベントのひとつになり、わざとらしく感じられてしまったらそれは違うので。
花野くんからナチュラルに出てくるように、「エロハラして〜!」と念じながら描いています。

 

――制作に行き詰まった時は、どうやって過ごしていますか?

行き詰まったらゲームをします!
とりあえず作業からは離れて、休憩をして。
頭がスッキリしたら「よし、やるか!」と作業を再開します。
ずっと作品のことばかり考えていても堂々巡りになってしまうので、別のことをして頭をリセットさせますね。

 

――ゲームをしている時にアイデアが浮かんでくることもありますか?

いいえ、ゲームをしている時は全くないですね!
ごはんを作っている時や、お風呂に入っている時など、日常生活のふとした瞬間にアイデアが思い浮かぶことはあります。
でも、ゲームをやっている時は完全にゲームの頭になっているのでダメですね(笑)
気持ちをスッキリさせるのには最適ですが、ゲームをやっている最中にアイデアは出てこないです。

 

――では最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします!

『不慮のエロハラにご注意ください』はラブコメBL作品なので、読者の皆さんにもラブとコメディとエロを存分に楽しんでいただけたらなと思います。
これからも応援をよろしくお願いします!

 

花野くんのような可愛らしい関西弁で軽快なトークを披露してくださいました♪
稔先生、ありがとうございました!
東海林くん共々、読者の皆さんも
花野くんの無自覚エロハラにご注意ください♡

 

☆インタビュー内容へのコメントやご感想は下記まで
comic_info@wwwave.jp

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