パチカ

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インタビュー

わじ先生インタビュー『別れるために色仕掛けしてみた』

大好評連載中!『別れるために色仕掛けしてみた』は、 酔った勢いで付き合い始めた同級生の八木春人と別れるために空回る単純おバカな保志まこと、二人の可愛らしい恋愛模様を描いたBL作品です。「攻めの溺愛っぷりが最高!」「受けがおバカで可愛い!」と早くも話題の本作。キャラクターやエッチシーンへのこだわりなど、作者・わじ先生にたっぷりと語っていただきました♪

 

――今回のインタビュアーは、担当編集のOです。
まずは、わじ先生が漫画を描きはじめたきっかけを教えてください。

私はイラストの専門学校に通っていたのですが、学校を卒業する際に就職先が見つからなくて……。でも、絵を描くことは大好きだったので、続けたかったんです。そこで、できるだけ多くの人の目に触れるかたちで絵を描き続けるにはどうしたらよいかを考えた時に、同人活動を精力的に行うのがベストかなと思い、漫画制作をはじめました。それまで漫画を描いたことがなかったので、最初は難しくて苦労しました。

 

――ちなみに、最初に描いた漫画作品は二次創作ですか?それとも、オリジナル漫画でしたか?

最初に描いた作品は、当時ものすごく流行っていた某アニメの二次創作でした。R-18のBL作品を読むのは大好きだったのですが、自分自身で描くとなると当時は少し抵抗があり、「絶対に自分では描けない!」と思っていました。けれど、付き合いの長い友達に「描いてよ」と頼まれて描きはじめ、同人活動を続けるうちに抵抗がなくなり、エロに目覚めていきました。(笑)

 

――続いて、『別れるために色仕掛けしてみた』についてのお話を伺いたいと思います!
本作のメインキャラである攻めの春人くんと受けのまことくん。わじ先生はどちらがお気に入りですか?

春人くんもまことくんも、とってもお気に入りのキャラクターなのですが、ビジュアル面で言うと攻めの春人くんが好みですね。性格面での好みは、圧倒的に受けのまことくんです。「こいつバカで可愛いなあ!」と、いつも思いながら描いています。(笑)
春人くんはミステリアスな雰囲気があり、性格が掴みづらいところがあるので、探り探り描いているのですが、対するまことくんは、とにかく描きやすいです。思考回路が単純明快なので、「まことくんなら、こういう風に考えるだろう」という答えが自然と思い浮かびます。もしかしたら、私もまことくんと同じ思考回路の持ち主なのかもしれません。(笑)

読者の皆さんからの応援メッセージを読んでいても、「受のまことくんがアホで可愛い!」と想像以上に人気を集めていて驚きました。「まことくんモテモテだー!」と思いながら、いつも楽しくメッセージを読んでいます♪

 

――本作でお気に入りのシーンや、描いていて楽しかったシーンはありますか?

第2話で、人混みでよろけるまことくんを春人くんがスマートに抱き寄せるシーンです。春人くんの優しさにキュンとしたまことくんが、節目がちに「ありがとう」というシーンに、まことくんの恋愛感情が揺れ動いたのを感じられて、とても気に入っています。
あとは、エッチシーン全般は描いていて楽しいです。

――エッチシーンを描く上で意識していることはありますか?

自分のテンションが上がるかどうか、気分の「ノリ」を重視して描いています。自分が読者側の立場だったら、エッチシーンがあったほうがお得感があって嬉しいんですよね。読む人が喜んでもらえるもの、楽しんでもらえるものを描くのが一番だと思っているので、エッチシーンには力が入ります!
特に筆が乗るのは、キャラクターの表情を描いている時です。第1話の「性欲旺盛に盛ろっか?」の二人の表情や、第2話の「ここまで挿入る」と言われた、まことくんの表情はノリノリで描いていました。期待と驚きが入り混じったような、受の子の可哀想だけれど可愛い表情を描く時に一番筆が乗ります。

   

読者の皆さんもお気づきかと思いますが、本作では話数を重ねるごとにエッチシーンも進展してどんどん盛り上がっていくので、ぜひ続けて読んでいただけたら嬉しいです!

 

――そのほか、本作を描く上で、こだわっていることや意識していることはありますか?

本作は、まことくんのモノローグで話が膨らむ部分があるので、考えや気持ちの機微が伝わりやすい表現を意識しています。例えば、モノローグは手描きの文字を使ったほうがより気持ちが伝わりやすいかなと思い、意識的に描いています。

 

――続いて、わじ先生のプライベートにも迫っていきたいと思います。
時には作品づくりに行き詰まることもあるかと思いますが、そんな時はどのように過ごしていますか?

「どうしても気分が乗らないな」「今日はもうダメだ!勝てない!」と思ったら、疲れている証拠だと思って寝てしまいます。睡眠を取って心身をリセットさせてから、作業を再開するタイプですね。
もしくは、ひたすらXの「おすすめ」タイムラインでほかの漫画家さんの作品を見て過ごします。さまざまな作品を見ているうちに刺激をもらって、「私も頑張らなくちゃ!」と気持ちを奮い立たせています。

 

――最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします!

これからも可愛い「春まこ」ちゃんを描いていきたいと思いますので、ぜひ作品を読んで応援していただけたら嬉しいです!

 

インタビューを通し、作品へのこだわりやキャラ愛がひしひしと伝わってきました。
わじ先生、ありがとうございました!
春人と別れたいはずなのに、どんどんドツボにハマっていくまことくん。
エッチシーンや二人の表情に注目しながら、引き続き本作をお楽しみください♪

 

 

☆インタビュー内容へのコメントやご感想は下記まで
comic_info@wwwave.jp

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