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浪田先生インタビュー『立ちんぼ女子、みんな元同級生でした』

大好評連載中!『立ちんぼ女子、みんな元同級生でした』は、イメチェンを果たした主人公・光秀が、片想いをしていた同級生の女の子たちを「立ちんぼ」から脱却させようと奔走するメンズ作品です。それぞれ違った魅力を持つ可愛いヒロインたちが続々と登場する本作。女の子たちの作画には自信があります!と語る作者・浪田先生に、本作への意気込みをお伺いしました!

今回のインタビュアーは、担当編集のBです。
まずは、浪田先生が漫画家になったきっかけを教えてください。

小学生の頃から、「漫画家になりたい!」という強い意志がありました。
というのも、そもそもは医者になりたいと思って、学校の図書館にあった手塚治虫先生の『ブラック・ジャック』を読んだのがはじまりで。家ではあまり漫画を買ってもらえなかったので、図書館で借りて夢中になって読んでいたんです。そこで、漫画の面白さに魅了され、自分でも漫画を描くようになりました。
漫画を描きはじめたら、それがもう楽しくて仕方なくなり、だんだんと勉強が疎かになり……。(笑)医者になるのは無理だろうと早々に諦め、代わって漫画家になる夢を抱くようになりました。
小学生の頃は、同じく漫画が好きな友達に「絵を描いて!」と頼まれることが多く、描いた絵をプレゼントすると、とても喜んでもらえたんです。それがものすごく嬉しくて。そういった経験から漫画を描きたい気持ちがだんだんと大きくなっていきました。
一方、中学から高校にかけては、少しネガティブな感情が強くなりました。いじめにあっていたこともあり、「絶対に漫画家になって、見返してやるんだ!」という気持ちが漫画を描く原動力になっていました。自身を取り巻く環境を変えるため、漫画家になるという夢を叶えるためと思えば、どんなことでも頑張れたんです。一生懸命に絵の練習をしましたし、当時の頑張りが現在の漫画家活動にも大きく影響していると思います。

そんな浪田先生が手がける『立ちんぼ女子、みんな元同級生でした』について、新作を描くにあたって、心境はいかがでしたか?

ウェイブさんから新作のお話をいただいた時は、ちょうどメンタルが弱って元気がない時期だったので、「新しい作品をきちんと描けるだろうか……」と不安が大きかったです。
連載を続けてきた今、ようやく漫画を描く感覚を取り戻してきましたね。エッチ描写を描くにしても、漫画を描く原動力とはまた別に、リビドーのようなものが必要になるので。(笑)「エッチ描写が以前より大人しく控えめになっていたらどうしよう」と、連載当初は心配していましたが、徐々にエロに対する自信を取り戻してきました!これはおそらく、担当編集のBさんが「しっかりエロいので、大丈夫ですよ!」と、いつもたくさん褒めてくださるので、それもあって気持ちが前向きになってきたのだと思います。

『立ちんぼ女子、みんな元同級生でした』で、浪田先生が読者の皆さんに見てほしい注目ポイントはどこですか?

ヒロインの女の子たちの、リアリティと可愛らしさにぜひ注目してほしいです!本作を連載するにあたり、実際に「立ちんぼ」が行われている現場を取材してから制作に臨みました。シチュエーションのリアリティやキャラクターの存在感には、特に取材での経験が活きていると思います。

例えば、それぞれのバックボーンについて。現地調査やリサーチを重ねるうちに、「立ちんぼ」をする女の子たちは家庭環境に要因がある場合が多いことに気がつきました。なので、本作のヒロインの女の子たちに関しても、「この子はどんな家庭環境で、どんな理由があって立ちんぼをしているのか」といった、それぞれのバックボーンを事細かに決めています。そして、ヒロインたちひとりひとりのエピソードに寄り添いながら、彼女たちを優しく包み込むような作品にできればと考えています。
そういったリアリティが、キャラクターのセリフやちょっとした仕草に込めているので、読者の皆さんにもぜひ注目してみていただけたらと思います。
あとは、ヒロインたちの可愛さ、ですね。作品の舞台が現代なので、髪型や服装には特にリアリティを意識しています。それぞれ違った魅力を持つヒロインたちなので、ぜひ主人公の光秀を通して読者の皆さんにも楽しんでもらえたら嬉しいです。

浪田先生が本作を描いていて一番楽しいシーンはどこですか?

主人公の光秀とヒロインたちとの掛け合いのシーンです。先ほど、リアリティを意識している、とお話しましたが、キャラクターたちの動きや表情は、舞台や映画をイメージしてリアクションを大きめに描いています。少し大袈裟なくらい動きがあったほうが人間味が出てくるので、ちょっとしたやりとりのなかにも「そのキャラクターらしさ」が表れるように意識しています。

時には作品づくりに行き詰まることもあるかと思いますが、そんな時はどうやって過ごしていますか?

制作に行き詰まった時は、私は友達に相談することが多いです。友達と話していると、さまざまな意見が出てくるので、新しい価値観を吸収して、「こんな考え方もあるんだ」と刺激をもらっています。
あとは、しっかりと寝ています。(笑)
頭を休ませないとダメだな、このまま作業を続けてもよくないな、と感じたら、すぐに寝ちゃいます。最近は、年齢のせいなのか、季節の変わり目だからか、体調を崩して風邪を引くことが多くなってきたので……より一層、体調管理には気を配りたいと思います。

最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします!

自分としては、過去の作品と本作を見比べて、「絵がうまくなったな!」と思っているので、ぜひ読者の皆さんにも本作を読んで、画力の伸びを感じてもらえたら嬉しいです。そして、その伸びを実感したいので、ぜひご意見や応援メッセージをいただけたら嬉しいです。(笑)
ヒロインたちを立ちんぼから脱却させるために頑張る主人公・光秀が、今後どう動いていくのか。私自身も楽しみながら制作に取り組んでいますので、ぜひ今後の展開にも注目してください!応援よろしくお願いします!

インタビューを通し、先生の本作にかける想いが伝わってきました。
浪田先生、ありがとうございました!
ヒロインの女の子たちの可愛さはもちろん、バックボーンにも注目しながら、
今後の展開を見守っていただけたら幸いです♪

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☆インタビュー内容へのコメントやご感想は下記まで
comic_info@wwwave.jp

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