伊月ナオ先生インタビュー『陽くんはオトコたらし』
大好評連載中！『陽くんはオトコたらし』は、大学デビューを機にヤリサーへ入会した天然人たらしの主人公・陽と、女子にモテモテのイケメン同期・レオが恋愛関係に発展していくラブコメBL作品です。無自覚に人の劣情を煽る陽に、レオも読者も翻弄されまくり！？作者・伊月ナオ先生に漫画制作や本作のキャラクターたちについて、詳しくお話を伺いました！
ーー今回のインタビュアーは、担当編集のAです。
まずは、伊月ナオ先生のこれまでのご経歴を教えてください。
小学生の頃から絵を描くことが好きでした。専門学校でイラストやゲームグラフィックを学び、卒業後はゲーム会社に就職。今とは異なり、当時は美少女系のイラストをメインに描いていました。その後、フリーランスになってからも可愛らしい女の子キャラクターの絵を描いていましたが、最近になってBL漫画作品を描きはじめました。もともと、BLが大好きで、専門学生の頃も漫画作品を描いてみようとチャレンジをしたのですが、自分が納得のいく形に仕上げることができず、挫折してしまったんです。今こうして、念願だったBL漫画作品を連載できて、とても感慨深いです。
ーー続いて、本作についてお話を伺っていきたいと思います！
お気に入りのキャラクターと、そのキャラクターを描く上でのこだわりを教えてください。
一番のお気に入りキャラクターは、主人公の陽くんです！
陽くんは喜怒哀楽がはっきりしているので、ギャグっぽい顔から色っぽい顔まで、さまざまな表情の変化を描けて楽しいです。作品全体の雰囲気がコメディ寄りなので、陽くんの表情でおもしろおかしく、物語が楽しく見えるように意識して描いています。
ーー攻めのレオくんと受けの陽くんでは、どちらのキャラクターが動かしやすいですか？
考えていることが表に出やすいタイプなので、陽くんの方がキャラクターとして動かしやすく感じます。対するレオくんは、作中では女の子にモテモテなイケメンのキャラクターなので、レオくんを描く時は、「イケメンに描かなければ…！」と、どこか緊張感があります。プレッシャーを感じますが、その分、かっこよく上手に描けた時は満足度が高いです。特に、レオくんのキメ顔は角度や表情に気をつけて微調整をしながら描いているので、ぜひ注目していただけたら嬉しいです！
ーー描いていて楽しかったシーンはありますか？
第1話の歓迎会のシーンですね。天然で人たらしな陽くんが先輩の男性キャラクターたちと仲良くなり、ちやほやされているところにレオくんが割って入って陽くんを奪うシーンは、描いていて楽しかったです。陽くんに対するレオくんの独占欲がちらりと見えるところに、私自身もグッときました。
ちなみに、テニスサークルの先輩たち3人も描いていて楽しいキャラクターたちです。まだ名前の出ていないサブキャラクターもいますが、一人ひとりこだわって描いています。個人的には、褐色肌で金髪の先輩がお気に入りです！（笑）
ーーそのほか、作品づくりでこだわっていること、意識していることはありますか？
本作はコメディ要素が強い作品ですが、私は無意識に作画をしていると固いタッチで真面目な雰囲気になってしまう時があるので、陽くんの表情や動きからコミカルさを演出するよう心がけています。
また、私は漫画制作をはじめて半年しか経っていないので、ストーリーの作り方や漫画の描き方など、まだまだ勉強中です。仕事を開始する前の朝時間に、デッサンをしたり、人気作品を読んで参考になるポイントをメモに書き出したり、小一時間ほど勉強するようにしています。
ーー漫画制作中にあった思い出深いエピソードがあれば教えてください。
第2話を制作している時期に、ちょうど私生活も忙しくなり、いわゆる「修羅場」を迎えていました。久しぶりに二徹三徹して体力的には辛かったのですが、学生時代を思い出して楽しかったですね。
ーー時には作品づくりに行き詰まってしまうこともあるかと思います。そんな時は、どのようなことをして過ごしていますか？
ゲームをして気分転換をすることが多いです。ファイナルファンタジーなど、物語性のあるRPG作品が好きで、よくプレイしています。
ーー最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします！
漫画を描きはじめてまだ半年と経験が浅く、拙い部分もあるかと思いますが、これからも読者の皆さんに楽しんでいけるように、私自身も楽しみながら作品をつくっていきたいと思います！
今後とも、応援をどうぞよろしくお願いします！
インタビューから、漫画制作に対する先生の真摯な姿勢が伝わってきました。
伊月ナオ先生、ありがとうございました！
女の子にモテたいはずが、レオくんにどんどんと沼らせられちゃう陽くん。
今後の二人の関係性に、ぜひご注目ください♪
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