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こやましゃち先生インタビュー『抱かれてやるから騙されてくれ』

大好評連載中!『抱かれてやるから騙されてくれ』は、 付き合うまでは百戦錬磨の生意気な後輩・恵と、ビッチなフリをして恵を誘惑しようと目論む拗らせ気味の先輩・晴臣の二人を描いたBL作品です。「ムキムキなのにピュアで可愛い!」と読者から熱い応援メッセージが集まる本作。作者・こやましゃち先生に、恵と晴臣それぞれの魅力と近況をお伺いしました♪

 

――今回のインタビュアーは、担当編集のMです。
まずは本作の見どころを教えてください。

『抱かれてやるから騙されてくれ』は、可愛い年下攻め×努力型エッチお兄さんをテーマに描いた作品です。恵と晴臣の二人の、じれったくもキュンとするやりとりが見どころだと思います。

 

――本作でのお気に入りキャラクターと描く時のこだわりを教えてください。

キャラクター性で言うと恵、体は晴臣がお気に入りです。作者である私の劣情の向けどころが、恵と晴臣でそれぞれ異なります(笑)
二人を描く時のこだわりとしては、顔のパーツを意識して描き分けています。晴臣は垂れ目でまつ毛があって、恵は平行の目でまつ毛がない。気づかれにくい部分ですが、顔パーツの細部の描き分けには気をつけています。

 

――第1話、第2話のお気に入りシーンはありますか?

第2話の、恵が「猿じゃん、俺!!」と謎にキレるシーンです。
私自身、ああいったテンションの漫画を描くほうが性に合っているので、作品を読んだ友達からも「アンタの漫画って感じだわ〜!」と言われました(笑)
自分らしさが出せたのかなと思う、お気に入りのシーンです。

 

――描いていて動かしやすいキャラクターは恵と晴臣のどちらですか?

心理描写を描きやすいという意味では、晴臣ですね。恵はキャラクター的に突拍子のないことをさせないといけない、でもそれが変に真面目になりすぎず、キャラクター性がブレないように気をつけなければならないので、少し気をつかいます。「21歳の青年とは…?」と思いを馳せながら描いています。

 

――恵と晴臣に対して、それぞれ違った愛情を注いでいらっしゃるのですね。

そうですね。BL作品が好きな読者の皆さんは、どちらかと言えば受けのほうに感情移入しやすいかと思いますが、私は二次創作を含めて攻め愛好家な面もあるので、攻め受けどちらにも感情移入してしまうタイプなんです。恵と晴臣に対しても、別のベクトルで同じくらいそれぞれを愛しています。

 

――ずばり、恵と晴臣のどちらかと付き合うとしたら、どちらを選びますか!?

えー!どっちもイヤですね(笑)
「君たちはBLであれ!!」という強い感情があるので、付き合う相手としては二人を見られないです。
それを前提として、どうしても二人のうち一人を選ばなければならないなら……恵ですかね。
私自身が長女で実際に弟がいるせいか、誰に対しても世話焼きなタイプなので、恵のような子がリアルにいたら、「もー!しゃーないなぁ!」と文句を言いつつ世話を焼きまくると思います。

 

――最近ハマっていることや、休日の過ごし方を教えてください。

基本的には「休日」という概念がなく、空いた時間があれば何かしら絵を描いています。絵を描いていないと不安になってしまう性分なんですよね、「うわ〜今日は何も描いていないなぁ」と……。なので、仕事の絵も二次創作も問わず、毎日必ず筆を取っています。

あとは、以前のインタビューの時から変わらず、今もずっとゲームをしています。定期的に友達と一緒にゲームをする時間があって、よい息抜きになっています。
友達との約束事やイベントなどの予定がない限りは外に出ない引きこもりのオタクで、漫画制作の合間には絵を描くかゲームをするかのどちらかですね。

 

――ゲームから漫画制作に影響を受けることはありますか?

最近は映画のように細部まで作り込まれたゲーム作品が多く、特に私が好むゲーム作品はストーリー性を重視したものが多いので、ドラマチックな展開やキャラクター同士の関係性、会話など、ストーリー作りに関しては大いに影響を受けています。
あとは、屈強な男たちの体の描き方も。平面的な2Dゲームよりはリアル寄りな3DCGゲームを好むので、現実にいそうな男性キャラクターが多く、「ずっと見ていたい体だな、触りたい体だな」と、ゲームをプレイしながら欲望に忠実な部分が出てきます(笑)

 

――ゲームのほかに、影響を受けた作家さんや作品はありますか?

キャラクター同士の「熱さ」で言うならば、『北斗の拳』の原哲夫先生ですね。幼い頃から原先生の作風が大好きで、「男が惚れる男」の描き方は先生の作品から学びました。
作画面で影響を受けたのは、『シティーハンター』の北条司先生です。メリハリのある女性のボディラインを描く上で、北条先生を参考にしていた時期がありました。
また、最近では『極楽街』を連載中の佐乃夕斗先生。とにかく絵が上手くて、特に表情の描き方、「口」の描き方が秀逸なんです。加えて、構成力やコマ割り、演出の付け方など、すべてが参考になる今イチオシの漫画家さんです!

 

――最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします!

読者の皆さんからのメッセージを見ていると、恵と晴臣を「可愛い」と言ってもらえて、ものすごく嬉しいです。ありがとうございます!
二人の可愛い部分を今後も描いていけたらなと思うので、引き続き、本作を読んで恵と晴臣の関係性に、「もだもだするわー!」とヤキモキしていただけたら嬉しいです(笑)

 

本作のキャラ愛や影響を受けた作家さんなど、たっぷりと語っていただきました。
こやましゃち先生、ありがとうございました!
ちょっとした誤解を乗り越えながら、少しずつ距離を縮めていく恵と晴臣。
じれったくもキュンとする二人を、これからもあたたかく見守ってください♪

 

 

☆インタビュー内容へのコメントやご感想は下記まで
comic_info@wwwave.jp

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