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白石添先生インタビュー『愛しすぎくらいがちょうどいい』

大好評連載中の『愛しすぎくらいがちょうどいい』は、愛が重すぎてフラれ続けてきた大学生・恭と、同じく愛が重めの同級生・蓮が意気投合し、ラブラブ激愛カップルへと発展するBL作品です。多幸感あふれる二人のイチャイチャぶりに悶える読者が続出中!本作に込めた思いやこだわりポイントなど、作者・白石添先生にじっくり語っていただきました。

 

――今回のインタビュアーは、担当編集のOです。
まずは、白石添先生が漫画家になったきっかけを教えてください。

4年ほど前に某スポーツ漫画にハマって、好きなカップリングのWebオンリーに参加しようと漫画を描いたのがはじまりです。当時は漫画の作り方も分からないままに描いていたので、なかなか思うように作業が進まず、Webオンリー開催までに間に合わせることができなくて。半年くらいかけて、ようやく作品を完成させました。
その後は、お声がけいただいたアンソロジーに寄稿したり、Webイベントに参加したり、二次創作活動を続けていました。そのうちの一作品に担当編集の方が目を留めてくださり、商業BL漫画のご依頼をいただいて、現在に至ります。

 

――漫画を描くにあたり、影響を受けた作家さんや作品などはありますか?

何か特別に「この作品に影響を受けた!」という作家さんや作品はないのですが、漫画を読むことが好きなので、いろいろな作品を見て、コマ割りや構図を日々勉強しています。

 

――続いて、本作『愛しすぎくらいがちょうどいい』についてお話しをお伺いしていきます。
攻めの蓮くんと受けの恭くんでは、どちらが動かしやすいですか?

動かしやすい、というより、描きやすいのは攻めの蓮くんです。受けの恭くんの方が、喜怒哀楽があって表情は豊かですが、可愛らしいキャラクターなので描くのがなかなか難しくて…。なので、蓮くんのかっこいい表情や、可愛らしくフフッと笑うところは、描きやすく感じます。

 

――攻めの蓮くんを描くときのこだわりはありますか?

瞳の描き方ですかね。シーンや心情ごとに、黒目だったり、色を透けさせたり、瞳の印象で熱量を表現するように意識しています。蓮くんの瞳の中には、ハートマークを描くのも好きです。

 

――攻めの蓮くんは、話すときは絶対に恭くんを見つめているのが印象的ですよね。

蓮くんが、恭くんを思いやりながら、恭くんの目線に合わせている感じが恋愛漫画っぽくていいかな、と思います。目線で愛を伝えるように、優しく描くように意識しています。
BL作品で「愛が重い」となると、すれ違いや葛藤があったり、鬱っぽい展開になったり、作品自体が重めの雰囲気になる場合もありますが、本作においては、相手を思いやるシーンをたっぷりと描き、お互いのことが大好きでたまらない!という蓮くんと恭くんのラブラブっぷりを見せていきたいなと思っています。

 

――そのほか、キャラクターたちを動かす上で、こだわっているポイントはありますか?

エッチシーンでは、必ず攻めは怖い感じにしたいと思っています。(笑)
それもあって、エッチシーンの構図の見せ方にはこだわりがありますね。第2話のエッチシーンは迫力が出るように描けたかなと思います。

 

――本作でのお気に入りシーンや、描いていて楽しいシーンはどこですか?

第3話の最後のエッチシーンは、よい感じに描けたかなと思います。暗い部屋にぼんやりと明かりが灯るムーディーな雰囲気のシーンなので、トーンの付け方にこだわりながら楽しく描きました。

 

――ときには漫画制作に行き詰まってしまうこともあるかと思いますが、そんなときはどのようなことをして過ごしていますか?

一旦寝て頭をリセットしてから、ほかにやるべきタスクを片付けていきます。何かに行き詰まってしまうのは、ほかにたくさんやらなければならないことが溜まっていて、集中が切れてしまうからなので、ひとつのことにしっかりと集中できるように、簡単に終わるタスクから順番に済ませていきます。
あとは、朝一で白湯を飲むのもよいですね。「なんだか調子が悪いな」と感じるときは、大体お腹が原因なので、寒い時期は特に朝一で白湯を飲んで、喉を潤しつつ体を内側からあたためて、心身を切り替えています。

 

――ハマっている趣味などはありますか?

プライベートな趣味とは少し違うかもしれませんが、海外ドラマを見るのが好きです。漫画制作中の作業BGMとして、Netflixでずっと流しています。なぜ海外ドラマなのかというと、エピソードがとてつもなく長くて、画面を細々と切り替える必要がないからです。(笑)勝手にずーっと流れてくれるので、作業に集中できます。

 

――最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします!

今後も本作を楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

蓮くんと恭くんの愛情の深さがさらに掘り下げられたインタビューでした。
白石添先生、ありがとうございました!
愛し愛される二人の甘く優しいやりとりを、
今後もぜひ温かい目で見守りください♪

 

 

☆インタビュー内容へのコメントやご感想は下記まで
comic_info@wwwave.jp

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