黒城先生インタビュー『おあずけは、悪い夜の合図』

大好評連載中!『おあずけは、悪い夜の合図』は、彼氏とケンカ中で「おあずけ」をされているピュアな大学生・真琴が、先輩・優希の甘くズルい夜の誘いに乗せられ、危うい関係に飲み込まれていくBL作品です。SNSに投稿された試し読みでは7万いいねを獲得した、大注目の本作!それぞれのキャラクターに対するこだわりや、お気に入りのシーンなど、作者・黒城先生に詳しくお話を伺いました♪
今回のインタビュアーは、担当編集のYです。
まずは、黒城先生が漫画家になったきっかけを教えてください。
元々は趣味で二次創作を嗜んでいました。何作か二次創作で漫画を描くうちに、出版社の編集者からお声がけをいただきました。二次創作で漫画を描く楽しさを知り、「オリジナル作品を描ける機会があるなら、ぜひチャレンジしてみたい!」と思い、商業での漫画活動をスタートしました。
本作での先生のお気に入りキャラと、そのキャラを描く上でのこだわりを教えてください!
どのキャラもとても気に入っていて、それぞれにこだわりがあります。
真琴は「泣き顔」ですね。読者の皆さんに可愛い!と思ってほしい反面、男らしさや青年らしさは残しておきたくて。ちょうど良いバランスを探りつつ、自分の手癖と戦いながらも楽しく描いています。ちなみに、私と担当編集のYさんの間では真琴を「まこくん」と呼んで可愛がっています。(笑)
優希は「下がり眉」がポイントです。情けなさではなく、あくまでもオスとして、攻めとしての印象と、余裕ある年上の男という印象を伝えるため、「柔和な雰囲気を残しつつも、微妙に怒っているな……?」と感じる表情を心がけています。なかなか難しいのですが、読む人に伝わっていたら嬉しいです。
亮平は、「クズっぷり」ですかね。(笑)真琴に対する冷たい態度をはじめ、めちゃくちゃできるキャラなので、実のところ描くのが楽しくあります。
ーー本作を描いていて一番楽しいシーンはどこですか?
攻めの優希が「雄み」を発揮するシーンと、それによって受けの真琴がビックリして泣いちゃうシーンですね。私は、受けを泣かせてくれる攻め、攻めに泣かされている受けが大好きなので、攻めと受けの関係性がハッキリを表れるシーンを描くのはとても楽しいです。
受けの真琴に関しては、反り腰やくびれなどのボディラインを描くが好きで、雄みたっぷりの優希に攻められているシーンでは特に筆が乗ります。
ーー本作を制作するにあたり、黒城先生はどのようにストーリーを組み立てていきますか?
正直なところ、ストーリーの構成はあまり得意ではなくて。それもあってか、私はストーリーを考える時には、まずは作中に入れたいシーンやセリフ、テーマなどの要素と、ラストシーンを決めてから徐々に肉付けをしていくタイプです。
作品全体はもちろんのこと、各話の構成についても、まずは最終ページを想定してから、そこにつながっていくストーリー運びを意識しています。第1話に関して言えば、優希に「おあずけされたら、これからは俺のところにおいでよ」と誘われるシーンを一番に入れたいと思っていたので、まずはそこをゴールに定め、最後に向かって盛り上がっていくように少しずつ肉付けをしていきました。
続いて、先生のプライベートにも迫っていきたいと思います。漫画制作の気分転換にしているご趣味や休日の過ごし方などがあれば、教えてください!
長く続けているのは、オンラインゲームの『ファイナルファンタジーXIV』です。メインジョブは忍者。私は鳥が好きなのもあって、ファイナルファンタジーに登場する「チョコボ」というキャラクターが大好きなんです。なので、武器も「マウント」と呼ばれる乗り物も全てチョコボで揃えています。可愛いチョコボに癒されながら、ゲームをプレイして日々リフレッシュしています。
もし興味があれば、皆さんもぜひFF14をプレイしてみてください!(笑)
最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします!
月並みではありますが、いつも作品を読んでくださって本当にありがとうございます!
ファンメールやファンレターには全て目を通しておりまして、読者の皆さんからの応援メッセージが漫画制作を頑張るための励みになっています。
これからも皆さんのご期待に添えるように作品を描き続けていければと思いますので、今後とも応援をどうぞよろしくお願いします!
キャラクターやストーリーなど、本作に込められたこだわりをたっぷりとお話いただきました。
黒城先生、ありがとうございました!
真琴と優希の危うい関係が今後どのように展開していくのか、
引き続き、ご注目ください!
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